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ワインの樽熟成の効果とは?樽熟成期間についてもご紹介します!

投稿日:2023年1月13日 更新日:

ワインを樽で寝かせることで味わいや風味にどのような変化をもたらすのかについて興味を持っている方はいらっしゃいませんか。また、ワインはどのくらいの期間寝かせるのがベストなのか知りたいですよね。以下より、ワインの樽熟成の効果や期間について紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

□ワインの樽熟成の効果について

ワインの樽熟成には、木樽を使うタイプとステンレスタンクを使うタイプの2つがあります。ステンレスタンクは、空気を通さないので酸化を防ぎやすく取り扱いが簡単です。また、木樽よりも費用がかからないといったメリットもあります。では、なぜ管理がしにくい木樽が使われているのでしょうか。

*木樽で寝かせるメリットについて

木樽の場合、木が酸素を吸収するため、中に入っているワインは酸素に触れながら熟されます。酸素と触れることで、ワインの色合いや味わい、風味により奥行きを出してくれます。また、木樽の内側はワインと直接接触することになるため、ワインに木樽の香りがつきます。多くの酸素に触れ、急激に酸化するのはワインの品質を下げることになります。

ただし、このように程よく酸素と触れることで、ワインに旨味が凝縮され、味わいにボリューム感がプラスされます。また、長期間寝かせることで、渋みが弱まり舌触りがまろやかになります。

さらに、タンニンやアントシアニンなどの抗酸化物質が結合することで、色合いに安定感が出ます。そのため、タンニンが沢山入っている赤ワインを造る時に使われることが多いです。

*ステンレスタンクで寝かせるメリットについて

ステンレスタンクは、白ワインを寝かせる時に使われることが多いです。また、ブドウ本来の味を生かしたワインを作りたい場合によく使われます。上記でも述べた通り、ステンレスタンクは、空気を通さず酸化を防げるので、フレッシュな味わいに仕上げられます。また、木樽よりも管理がしやすいのもメリットの1つです。

つまり、フレッシュでフルーティーな白ワインを作りたい場合は、空気が入り込むことがないステンレスタンクを使い、木樽の香りがついた、まろやかで深みのある赤ワインを作りたい場合は、木樽を使うのが良いでしょう。

取り扱いが簡単なステンレスタンクが登場してもなお、木樽での熟成が行われている理由についてわかったのではないでしょうか。木樽を用いて寝かせることで、複雑さが増し、コクのある味わいに変化していきます。

□樽熟成の期間について

では、ワインを樽で寝かせる期間はどれくらいが良いのでしょうか。
樽の熟成期間は長ければ長い程良いという訳ではありません。

赤ワインの場合は、1年間~2年間程度、白ワインの場合は、数ヶ月間寝かせるのが一般的です。長期熟成型の高級ワインであっても、樽で寝かせる期間はおおよそ2年間で、それ以降はビンに入れて寝かせる段階に入ります。

ワインは、樽の熟成期間が2年を過ぎると味が悪くなってしまう特徴があります。これにより、若いワインを購入して自宅にあるワインセラーでゆっくり寝かせる楽しみが生まれます。

一方で蒸留酒の場合は、ビンに入れた時から熟成が止まってしまいます。12年物のウイスキーをよく見かけますが、これは樽で12年間熟成されてからビンに入れられたものです。そのため、ワインのように自宅で熟成を楽しめず、コレクション以上の価値はありません。

□木樽の種類と特徴について

以下より、木樽の種類について紹介します。

木樽には、アメリカンオークとフレンチオークの2種類があります。アメリカンオークは、一般のワインを造る時に使用されることが多く、フレンチオークは高級または最高級ワインを造る時によく使用されます。

また、一般のワインは、3年~5年以上使われた古樽をリサイクルして使われることが多いですが、最高級ワインは新樽を使うことが多い傾向にあります。樽は手入れをしっかりと行うことで10年以上は何度でも使えます。

樽の大きさは、1000リットル程入る大樽と、225リットル程入る小樽があります。樽が小さければ小さい程、樽板がワインと接触しやすくなるため、その分酸素に触れやすくなり、樽の香りが移りやすいです。

木樽で寝かせることで付着する香りには、様々な種類があります。
香りの種類には、ヴァニラやココナッツ・ミルク、アーモンド、キャラメル、燻製・焦げなどがあります。古樽よりも新樽の方が酸素を吸収しやすく、香りがつきやすいという特徴があるため、新樽100パーセントで造っているところもあります。どのくらいの香りが付着するのかは、樽の種類、新しさ、産地などによって変わります。

□まとめ

今回は、ワインの樽熟成の効果や期間について紹介しました。
ワインをどのような味わいに仕上げたいのかによって熟成方法が異なることをわかっていただけましたでしょうか。ワインについての知識を増やすことで、より楽しみながらワインをいただけます。ぜひ、ワインとともに楽しい時間をお過ごしください。

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