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スロバキアとチェコの違いについて解説していきます!

投稿日:2022年12月26日 更新日:

「チェコスロバキア」という国があったことはご存じでしょうか。おそらく、1990年以前に教育を受けた方は聞き覚えがあるのではないでしょうか。チェコスロバキアは現在、チェコとスロバキアに分離しました。今回は、チェコとスロバキアの違いについて歴史背景を元に解説します。

□チェコとスロバキアの歴史的背景の違い

チェコとスロバキアの違いを知るためには、まず現在のチェコとスロバキアになった歴史背景を読み解く必要があります。

かつて、チェコとスロバキアはチェコスロバキア共和国という国でした。第一次世界大戦後の1918年、チェコ人の多いチェコ地方とスロバキア人が多いスロバキア地方が合併して成立しました。どちらも西スラブ人という共通点があり、言語も似ていたという理由から合併されました。

しかし、両地域は地理的な条件や歴史背景に大きな違いがありました。チェコはオーストリアの領土であったこと、一方、スロバキアはハンガリーの領土であったということです。また、チェコは平野に恵まれており、生産性が高く、さらにプラハは主に工業が発達していました。一方スロバキアは山が多く、農業が中心でした。

第二次世界大戦前である1938年、ミュンヘン会談の結果、チェコスロバキアは解体されることになり、スデーテン地方はドイツに割譲され、チェコはドイツの保護領となりました。
スロバキアは、初めて独立し共和国となったものの、実質的にはドイツの影響で保護国とされました。この状態は、1945年5月のナチス=ドイツが敗北するまでの約8年続きました。

しかし、第二次世界大戦終戦後、チェコスロバキア共和国は復活しました。その後、東西冷戦の対立に巻き込まれ、1948年に共和党によるチェコスロバキアのクーデターが起こり、チェコスロバキア社会主義共和国が成立しました。

チェコスロバキア社会主義共和国でも、党組織や国家の機関においてチェコ側が権利を握るような状態でした。そこで1968年、スロバキア出身のドプチェクはチェコとスロバキアが対等な関係になるよう掲げた「プラハの春」改革を起こしたのです。

しかし、実現には至りませんでした。

その後の1989年、チェコスロバキアの民主化が達成され、分離を願う声が多くなりました。1992年、チェコスロバキアの分離が決定し、1993年1月1日、分離しました。この分離は、平和的に行われたので「ビロード離婚」とも言われています。

□分離以外の選択肢はあったのか

チェコスロバキアの歴史を探ると、2つの国の分離は必然であったのかもしれません。しかし、チェコスロバキアは分離するまでのスピード感は普通ではありませんでした。スコットランドやカタルーニャなども本国イギリス、スペインの猛烈な反対により、分離を認められていません。民主主義だからといって民主的に分離を承認することにはならないのです。

国を分離するといった重大な決定は、国民の意志を問うために選挙をします。しかし、チェコスロバキアは選挙をしませんでした。当時のチェコスロバキアは社会主義体制から、民主主義政治に移行したため、民主主義政治のプロセスを十分に理解できていませんでした。そのため、社会主義体制の考え方が根付いていたのでしょう。

連邦制より自由度がある連合国家制を採用すれば、チェコスロバキアは残っていたかもしれません。ただし、時代はソ連解体だったり、ユーゴスラヴィア解体だったり、東側の国々が分離していく流れだったため、その波に逆らうのは難しかったのでしょう。

□チェコとスロバキアのワイン

最後に、チェコとスロバキアのワインについて解説します。

*チェコのワイン

チェコは、ワインというよりはビールで有名なのではないでしょうか。しかし実は、ワインの優れた産地でもあるのです。19世紀末に一時ワイン産業は衰退してしまいましたが、ここ30年ほどでチェコのワイン産業が復活し、国際的に有名な賞を受賞するワインが出てくるまでに急成長しているのです。

チェコのワイン産地は、南東のモラヴィア地方と、北部のボヘミア地方の2つに分かれています。前者での生産が90パーセントほどを占めています。黒ブドウでは、ピノ・ノワールとブラウフレンキッシュが主に栽培され、白ブドウでは、ピノ・グリ、リースリング、シャルドネ、ソーヴィニヨンブランがメインとなっています。

中でもヴェルシュリースリングはチェコの代表的なブドウで、フルーティーな味わいが特徴の白ワインが作られています。どんな食事にも合わせやすい口当たりの白ワインで、中でもさっぱりとした料理とは相性抜群です。

*スロバキアのワイン

スロバキアのワインは、小カルバディア山脈のワイン産地、南スロバキアワイン産地、ニトラワイン産地、中央スロバキアワイン産地、東スロバキアワイン産地、トカイの6つの地域で作られています。

それぞれに、土壌に適したブドウを育てており、黒ブドウではカベルネ・ソーヴィニヨン、ルランスケー・モドレ(ピノ・ノワール)、アリバーネット(ウクライナの品種)、フランコフカ・モドラ(ブラウフレンキッシュ)、サンローラン、ツヴァイゲルトなど。白ブドウでは、ヴェルトリンスケ・ゼレネ(グリューナー・フェルトリーナー)、デヴィーン(ゲヴュルツトラミネール)、ムーラー・ツルゴウ、リースリング・リンスキー(リースリング)、シャルドネ、ソーヴィニヨン(ソーヴィニョン・ブラン)などが育てられています。

6つの地域のうちトカイでは、ハンガリーのトカイと同じ土壌であるため、ハンガリーのトカイワインと同じく貴腐ワインが作られています。2010年からは、スロバキアのトカイで作られるワインも、トカイワインと名乗っても良いことになりました。

当社は、スロバキアの気候に恵まれ製造されたスロバキアワインを販売しております。豊富な2000年以上のブドウ栽培と上質なワイン生産の習慣を利用し、毎年異なる気象条件の恩恵を受けて1つ1つ大切なワインを製造しています。

□まとめ

今回は、チェコとスロバキアの違いについてご紹介しました。先ほどもご紹介しましたが、当社ではスロバキアで製造されたワインを販売しております。ぜひスロバキアワインの味を楽しんでいただけると幸いです。

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