「ワインの保存方法について知りたい」
ワインをよく飲まれる方で、このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。ワインは1度栓を開けてしまうと、保存方法に気を付けなければ劣化が進んでしまいます。今回は、冷蔵庫保存やその他の保存方法についてご紹介します。
□赤ワインを冷蔵庫で保存する際の注意点について
ワインを冷蔵庫で保存する場合は、1週間程度であれば風味はほとんど変化しません。しかし、気を付けて保存をしなければすぐに劣化も進んでしまいます。注意するポイントは主に「振動」、「匂い」、「光」の3つです。このポイントを踏まえて注意点を解説します。
ポイント1つ目は、野菜室で保存するようにしましょう。
ワインを冷蔵庫に入れるときに、ドアポケットに入れていませんか。ドアポケットは開け閉めをする際に振動してしまうため、ワインが劣化してしまう恐れがあります。そして、野菜室は温度が少し高めなので、ワインを保管するのに適しています。そのため、野菜室に寝かせて保存するようにしましょう。
ポイント2つ目は、近くににおいの強いものを置かないようにしましょう。
においの強い食べ物が近くにあると、ワインにその食べ物のにおいがついてしまいます。またコルクで栓をしている場合には、コルクがそのにおいを吸収してワインに移ってしまいます。そのため、コルクを外してラップを巻いて保存するのも良いでしょう。
ポイント3つ目は、光をふさいで保存しましょう。
冷蔵保存の場合だけでなく、常温保存の場合も光に気を付けてください。ワインは光が当たると劣化してしまいます。冷蔵庫の照明が当たるとよくないので、ボトルに紙を巻いて保存するようにしてください。
ポイント4つ目は、冷蔵庫に付属したワインセラーを使用することです。
やはりワインはワインセラーで保存することがベストです。ただ、ワインだけのためにワインセラーを購入するのはためらってしまいますよね。そこで、冷蔵庫とワインセラーが一体化したものがおすすめです。ワインセラーがあれば、ワインを長期間保存できます。ワインをまとめてお得に購入するのも良いでしょう。
□開栓した赤ワインを美味しく飲める期間について
ワインはアルコールなので腐ることはなく、消費期限はありません。しかし、開封後は瓶にカビが発生してしまうこともあります。美味しく飲むために開封後は早めに飲んだ方が良いでしょう。
美味しく飲める期間は、渋みが少なくて軽いワインの場合には約5日間です。
また渋みがあって濃厚なワインの場合には約1週間です。
この期間を過ぎてしまった場合には、料理に使用するのもおすすめですよ。
ハヤシライスや煮込みハンバーグなどのソースに使用すれば、いつもより上品な味に仕上がります。また、お風呂の入浴剤として使うのもおすすめです。ワイン風呂は美肌や血行促進の効果が期待できます。
□飲み残したワインの保存方法について
ワインは一度栓を開けてしまうと、すぐに酸化が進んでしまいます。
ワインを飲み残した場合には空気に触れないようにしてください。
1つ目は、コルクで再び栓する方法があります。
最も簡単な保存方法です。この場合の保存日数は2~3日です。さらに、コルクにラップを巻くと空気が入りにくくなるのでおすすめです。酸化が進んだ後のワインは味わいが変わるので、その変化を楽しんでみるのも良いでしょう。
2つ目は、ワインストッパーです。
栓とポンプを使用して空気を外に出し、ワインを真空なまま保てます。ワインの種類や残っている量によって保存日数は変わりますが、約4~5日保存できます。スパークリングワインを保存する場合には、専用の栓が必要となります。
3つ目は、アンチ・オックスです。
これを使うことにより、ワインの酸化を防げます。また、ボトルの口を密閉できるので空気の出入りを遮断します。保存期間は、約5日~10日です。アンチ・オックスには日付のダイヤルがついているので、栓を抜いた日がいつか分かるようになっていて便利です。
4つ目は、コラヴァンです。
この器具を使えば、ワインの酸化を長期間防げます。コルクにニードルで穴を作り、そこからガスをボトルに入れながらワインを注げます。コラヴァンを使用しても、新鮮な状態を保てるので開栓前とほぼ同様な状態を保てますよ。
普段ワインを飲む際にはコルクやワインストッパーでの保存が向いていますまた、特別なワインであればアンチ・オックスで鮮度をしっかりと保つようにしてください。コラヴァンは家庭向きというよりもプロ向きです。そのため、飲食店で使われる場合が多いです。
□まとめ
今回はワインの保存方法について解説しました。
ワインは、さまざまなポイントに気を付けて保存する必要がありますので、ご自宅の保存場所を決めてからワインを購入してください。冷蔵庫でも保存可能ですので、ご紹介した注意点に気をつけてワインボトルのためのスペースを確保してあげましょう。ご不明点がありましたら、いつでも当社へご連絡くださいませ。