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【説明】
この記事は、スロバキアに居る弊社のソムリエであり、
現地の女性が更新をしております。
楽しくご覧下さいませ。
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1月にスロバキアが寒くなり、場所によって気温はゼロ以下となっています。西南にあるブラチスラバ首都や葡萄産地である小カルパチア山脈にも雪が降りました。
写真:雪でカバーされたKarpatska perlaワイナリー葡萄畑の景色
今の時期、農家が葡萄畑で一生懸命「剪定」作業を行っています。
剪定作業の適期は1月~2月です。
前年枝の葉のつけ根に混合花芽が分化して、その芽から新梢が伸びて葉のつけ根(正しくは巻きひげの位置に)に果房がつきます。すべての枝を基部1~2節を残して切ります。
とても重要な手作業とされています。
写真:トカイ地方で剪定作業
ワイナリーによって葡萄の木に葡萄房を残したワイナリーがあります。
なぜ葡萄を残しているかというと、アイスワインを作りたいからです。
アイスワインとは、真冬の寒い時期に葡萄の実を氷結した状態で収穫して圧搾し、水分と糖分の氷点の違いにより、糖分の高い濃縮されたエキスから醸造するワインです。
スロバキアのワイン法のよると、2日間以上気温のマイナス7℃が続き、当時収穫された葡萄から出来上がった葡萄ジュースの糖分が27NM以上だったら、「アイスワイン」で表示されます。(27NMとは100リットルの葡萄ジュースに糖分含有は27キロ)
アイスワインが毎年出来るものではないです。去年と一昨年、アイスワインが出来なかった年でしたが、今年は出来るかと思います!天気予報を見ると、来週の頭に、寒くなるとのことです、出来る可能性が非常に高いです。
写真:Karpatska perlaワイナリーでVeltlinske zelene葡萄を残しました
以上。(現地スロヴァキア ソムリエ/スザナ★)