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赤ワインの「おり」って?美味しく飲むためのおりの扱い方

投稿日:2020年9月19日 更新日:

「おりってよく聞くけど何かわからない。」

「おりはどのように対処すればいいの。」

このようにお悩みの方もいらっしゃるでしょう。

ワインをよく飲む方であれば、「おり」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。

そこで、今回はおりの基本情報と発生した場合の対処方法についてご紹介します。

□おりとはどういったものなのか

「おりってどういうものなのかよくわからない。」

こういった方に向けて以下で、おりについての基本情報をご紹介します。

ワインセラーからワインを取り出すと、ボトルのそこに黒い何かが溜まっていた。

こういった経験がある方もいらっしゃるでしょう。

その黒い物質は「おり」というもので、味はとても渋いです。

美味しい物ではないので味を確かめることはあまりおすすめしません。

ワインがまだ新しい時は、渋みや色素の成分は分離して液体の中で存在しています。

しかし、時間が経つに伴って、酸素が徐々に混入して、酸素の混入によって、分離して存在していた、渋みと色素がお互いに引き寄せ合うようになります。

このような現象のことを科学的には「重合(じゅうごう)」と呼び、急に渋くなることありません。

実は最初の段階では、重合が進行することで、味にプラスの影響を与えます。

経過した年月で少し味が変わるのは面白いですね。

しかし、この重合の進行がさらに進んでいくと、重力の力にも逆らえないほどの大きな塊になってボトルの底に黒い物質が現れます。

これがおりの正体というわけですね。

「それほど熟成が進行していないはずなのにおりが発生している…」

このようなこともあるでしょう。

これの原因として考えられるのが、醸造工程で清澄・濾過がされていないことです。

特に、自然派という人々はぶどう本来の味を残すために、清澄・濾過の工程をあまりよく思わない方がいらっしゃいます。

そのため、自然派ワインの場合にはまだ熟成が進んでいない段階でも、おりが発見されることがあるでしょう。

では、どれくらい経過したワインにおりが出てくるのでしょうか。

これの答えははっきりと出すことはできません。

ワインは農業生産品の一面を持つお酒であるため、いつからおりが出てくるということははっきりわからないのです。

例えば、ワインそのものの状態によってもおりが出てくる年月が変わってくることもありますし、ワインの貯蔵環境によっても熟成の速度に違いが出てくるので、おりが出てくるまでの時間は異なります。

そのため、どれくらいでおりが発生するということは断言できません。

□おりが発生した時の対処法について

では、おりが発生したらどのように対処すれば良いのでしょうか。

その疑問に答えるために以下でその対処法についてご紹介します。

おりが発生した場合にはある程度取り扱いに気を配る必要があります。

横着に扱ってしまうとボトルの中で、おりが散乱してしまうため、グラスに入れたときに見た目が綺麗に見えません。

ワインを飲むなら味も見た目も良い物が良いですよね。

また、ワインを横着に扱ってしまうと味を損なう可能性もあります。

先ほど同様に、おりがボトルの中で散乱し、渋みの塊である、おりをワインと一緒に飲む可能性があるからです。

おりと一緒にワインを飲んでしまうと、せっかくの美味しいワインが台無しになってしまうかもしれません。

そのため、ワインの味も見た目も楽しむためにワインにおりが発生した場合には横着に扱うことは避けましょう。

また、一般的にはおりを避けてワインを飲むために、デキャンターというものを使用して、おりのない上澄みのみを移し替えます。

この際に注意が必要で、おりがデキャンターに入ってしまっては全く意味がなくなってしまうので、おりが入らないようにロウソク等でボトルの肩を照らしながら移し替えましょう。

しかし、おりが発生したからといって、デキャンターを使えばいいというわけではありません。

熟成がそこまで進んでいないワインの場合はあまり問題ありませんが、熟成がかなり進行している、古酒の場合にはワインそのものがだめになってしまう可能性があります。

せっかくのワインが台無しになるのは嫌ですよね。

これの理由は熟成が進行するということはそれだけ酸化が進行しているということを意味し、その酸化が進行している状態のワインを移し替える時に酸素に触れさせることによってさらに酸化が進んでしまい、ワインがダメになる可能性があるからです。

上記のような事態を防ぐためにはボトルから直接ワインをグラスに注ぐしか方法はありません。

しかし、ラベルを上に横にして保管し、ワインを飲む一週間前ほどに冷蔵庫等で縦にして保管、そして飲む直前にもう一度最初の状態に戻して保管することで、ほとんどラベルと対角線上におりがたまります。

そうすることで、グラスに直接注ぐ場合にも、ボトルの肩でおりをためて注げるので、グラスにおりが入ることを防げるでしょう。

このように少し工夫することで美味しいワインが楽しめます。

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□まとめ

今回はおりの基本情報と発生した場合の対処法についてご紹介しました。

おりは色素と渋みの塊のことで、ワインの天敵です。

美味しいワインを楽しむために、おりをグラスに注がないように工夫しましょう。

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