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赤ワインの「ミディアムボディ」って?ボディの基本と選び方

投稿日:2020年5月8日 更新日:

「ワインでよく聞く、ミディアムボディってなんなの?」

「ミディアムボディ」という言葉、何度か耳にしたことがあるものの、正直よくわからないという方も多いのではないでしょうか。
料理に合わせるときは、ボディによって大まかに料理との相性を判断することができます。料理に合うワインに興味がある方はぜひ知っておくべきでしょう。
そこで今回は、ミディアムボディのワインについて詳しく解説します。

□ ワインのボディとは

そもそも、ワインのボディとは何なのでしょうか。

これは味わいや香りの深さによってワインを分類する際に使う指標なのですが、実ははっきりとした分け方の決まりがあるわけではありません。
分け方は飲んだときの感覚による部分が大きいため、飲む人におおよそのイメージを伝えるための目安として使われます。

また、分け方は基本的に三種類で、「フルボディ」、「ミディアムボディ」、「ライトボディ」と分けます。
ざっくりというと、フルボディがもっとも深みがあり、ライトボディがもっとも軽やか、ミディアムボディはその中間という位置づけです。
「深み」を感覚的に分け、ボディを3つに分類しているというわけですね。

それでは、この「深さ」というものは何から来るものなのでしょうか。
これは1つの要素だけではなく、複数の要素によって決まります。

1つは、アルコールの度数。アルコールの度数が高い方がコクのある味わいになり、深みや重厚感があると感じます。

もう1つは、ワインの中に含まれるポリフェノール。
特にタンニンの含有量は、深みに大きな影響を与えています。
タンニンはブドウに由来する成分で、含有量が多い品種ほど深みが増すとされています。

また、醸造や熟成の方法によっても変わってくるため、1つの品種でも多くの味わいを楽しめるのです。

※なお、ボディという評価基準が使われるのは主に赤ワインで、白ワインの場合「甘口」、「辛口」という評価が一般的です。

□ ミディアムボディとは

「ミディアムボディ」は、簡単にいえば「フル」と「ライト」の中間です。
ただ、これだけでは理解しにくいと思いますので、その特徴について詳しく解説します。

ミディアムボディの一番の特徴は、食事に合いやすいことです。
アルコール度数は13度程度で、高すぎず食事酒にはちょうどいいですよね。
果実の風味の主張が強すぎないことも料理に合いやすい要因です。
フルボディのようにコクが強すぎると、料理に対して重く感じてしまう可能性もあるのですが、ミディアムボディならばそのような心配は少ないです。

もちろん洋食に合うのは間違いないですし、幅広いジャンルに合うため、薄味な家庭料理とも一緒に楽しむこともできるでしょう。
料理と一緒に赤ワインを飲むのはまだ難しいと感じる方は、まずミディアムボディに挑戦してみてください。

また、ワインにあまり詳しくない方にも挑戦しやすいです。
バーなどでワインを飲むとき、慣れていない方は何も考えずに選んでしまって飲みにくいワインに当たることも少なくありません。
まだ詳しくない方は、まずはミディアムボディを頼んで飲みやすいワインから挑戦するといいでしょう。

□ミディアムワインの選び方

一口にミディアムボディと言っても種類があまりにも多いので、まだ選ぶのは難しいですよね。
実は誰でも簡単に選ぶコツがあります。それは、ラベルを見ることです。

ラベルに書かれているのは、ブドウの品種、産地などの情報です。
実はこれらの情報は、ワインの味をイメージする有力な情報なのです。
もちろんほとんどの場合はボディの種類も記載されているため、ボディで判断することも簡単にできます。

ボディはすでに紹介したので、ここではブドウの品種、産地を見てワインを選ぶ方法をご紹介します。

*ブドウの品種

ワインの味を決める要素は様々ですが、やはりブドウの品種は大きな割合を占めています。
ただ品種が多すぎるので、いきなりすべてを知るのは難しいです。
ここではまず、代表的で人気も高い品種のみをご紹介します。

最も一般的なものは、カベルネ・ソーヴィニョンです。
とても人気が高く、生産量が世界一の品種です。
ワインの種類も豊富ですので、初心者の方も上級者の方も楽しめます。
味わいは深く、フルボディのものが多いです。

また、メルローという品種も人気で、やさしい味わいです。
飲みやすいものが多いですね。

シラー(シラーズ)という品種はフランスを中心に栽培されており、タンニンの味わいが強く、スパイシーな風味を楽しめるでしょう。

*産地

産地によっても味をイメージすることができます。

例えば、フランスのボルドー産のものは、二種類以上のブドウをブレンドしているものが多いです。
一方、同じフランスでもブルゴーニュ地方のワインは、ピノノワールという単一の品種で作られることが多いです。
このように、同じ国でも産地によって作り方にこだわりがあるため、産地ごとに味わいも異なります。

イタリアやスペイン、チリも有名ですが、実はスロバキアも2000年以上もワインを生産していて、産地によってさまざまな味わいを楽しめます。
スロバキアは6つのワイン生産地域に分かれていて、毎年気象状況が変わるので1つの産地だけでも味わいの変化を楽しめるようになっています。

□ 初めてのミディアムはミニボトルでお試し

ミディアムボディは味の深みやコクのバランスが良く、幅広いジャンルの料理に合わせることができます。
まずはミディアムボディから試してみようと思った方もいるかもしれません。
ただそうはいっても、まだ味をイメージするのは難しいですよね。

そんな方のために、飲みきりサイズのミニボトルがあります。
スロバキアと日本の国交樹立100周年を記念して作られた「ヤグネット・フランコフカ・モドラ ミニ」です。

ヤグネット・フランコフカ・モドラのミニボトル画像
ヤグネット・フランコフカ・モドラ ミニ

まずは飲みきりサイズで試してみて、自分に合ったワインを見つけてみてはいかがでしょうか。

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