
スロバキアワインはフランスやイタリアほどの知名度はまだないですが、その分価格が手頃で、品質の高いワインが多いのも魅力です!冷涼気候ならではのエレガントな酸とミネラル感が特徴で、スロバキア固有の品種(ドゥナイ、デヴィンなど)が個性的で希少価値が高く、自然派ワインやオレンジワインも注目されています!
気候・土壌の違い
スロバキアワインは冷涼気候ならではの酸の高さとミネラル感が特徴。フランスは産地ごとのテロワールを重視、イタリアは温暖で果実味豊かなスタイルが多いです。
スロバキアワイン
- スロバキアは中央ヨーロッパに位置し、冷涼な大陸性気候の影響を受ける。
- カルパチア山脈の麓にあるワイン産地が多く、標高の高い畑では昼夜の寒暖差が大きい → 酸がしっかりとしたエレガントなワインができる。
- 土壌は火山性土壌、石灰質、ローム質など多様で、ミネラル感のあるワインが生まれやすい。
フランスワイン
- ワイン産地によって気候が大きく異なる(ボルドーは温暖海洋性、ブルゴーニュは大陸性、シャンパーニュは冷涼など)。
- テロワール重視のワイン造りが特徴で、土壌の違いによる個性が際立つ。
- 石灰質、粘土質、砂利質の土壌が多く、産地ごとの特性が明確。
イタリアワイン
- 北部はアルプスの影響で冷涼、中部・南部は地中海性気候で温暖。
- 火山性土壌(ヴェスヴィオ火山周辺など)が多く、凝縮感のある果実味とミネラル感が特徴的。
- フランスよりも気候が温暖なため、果実味が豊かでふくよかな味わいのワインが多い。
主要なブドウ品種の違い
スロバキアは冷涼気候に合った固有品種が多く、特に白ワインの品質が高く、フランスは世界的に有名な国際品種が主流、イタリアは独自品種のバリエーションが豊富です。
スロバキアワインの主要品種
- 白ワイン
- デヴィン(Devín) → スロバキア独自の交配品種で、アロマティックな香りとフルーティーな味わい。
- リースリング(Rizling rýnsky) → ドイツのリースリングに似た酸味と長い熟成ポテンシャル。
- 赤ワイン
- ドゥナイ(Dunaj) → スロバキア原産品種で、濃厚な果実味としっかりしたボディを持つ。
- アリベルネ(Alibernet) → カベルネ・ソーヴィニヨンに似た力強いタンニンと濃厚な味わい。
- フランコフカ・モドラ(Frankovka Modrá) → フレッシュな酸味とベリー系の果実味を持つミディアムボディ。
フランスワインの主要品種
- 白:シャルドネ(Chardonnay)、ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)、リースリング(Riesling)
- 赤:カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)、メルロー(Merlot)、ピノ・ノワール(Pinot Noir)、シラー(Syrah)
イタリアワインの主要品種
- 白:トレッビアーノ(Trebbiano)、ガルガーネガ(Garganega)、ヴェルメンティーノ(Vermentino)
- 赤:サンジョヴェーゼ(Sangiovese)、ネッビオーロ(Nebbiolo)、プリミティーヴォ(Primitivo)
スロバキアワインの主要品種ワイン
Bela産リースリング
ミネラリーでスッキリとしたアタックに蜜を思わせるアフターが心地良い

リースリング リンスキー 2022
ムルヴァ&スタンコ
辛口 13.5%
小カルパチア地方
リースリング・リンスキー (=リースリング)
5,500円 (税抜価格5,000円)
ドナウの名を持つ国内で人気の葡萄品種
程よいコクと果実味、バランスの良さが際立つ。大樽で4か月熟成 ⇒ステンレスタンクで数か月熟成 ⇒瓶詰め

2024年SAKURAアワード ダイアモンドトロフィー受賞
Ex デュナイ 2019
ヴィラ・ヴィーノ・ラチャ
ミディアム 13.0%
ニトラ地方
デュナイ (スロバキア固有種)
4,620円 (税抜価格4,200円)
ウクライナ原産種で中欧の一部でのみ栽培の希少品種。力強さとスパイシーさ、程よい濃さに後口の酸が全体を綺麗にまとまている。

アリベルネ 2018
カルパツカ・ペルラ
フルボディ 13.0%
小カルパチア地方
アリベルネ (アリカンテ・ブーシェ × カベルネ・ソーヴィニョン)
5,940円 (税抜価格5,400円)
ワイン造りのスタイルの違い
スロバキアは白ワインの品質が高く、オレンジワインや自然派ワインも人気!フランスは格付け制度と熟成を重視し、イタリアは地域ごとの多様性が強みです。
スロバキアワイン
- 伝統的な醸造方法とモダンな技術の融合。
- 長期熟成に向いたハイクオリティな白ワインが多い(リースリング、グリンカなど)。
- 自然派ワインやオレンジワインの生産が増加中。
フランスワイン
- 伝統的な醸造法が多く、熟成ポテンシャルを重視。
- ブルゴーニュやボルドーのように、「格付け」制度で品質を管理している。
- ナチュラルワインの生産も盛ん。
イタリアワイン
- 産地ごとに個性があり、伝統的な手法を重視するワイナリーが多い。
- フードフレンドリーなワインが多く、家庭料理との相性が良い。
- 樽熟成を強く効かせたパワフルな赤ワイン(バローロ、アマローネなど)も有名。
スロバキアワインの主要品種ワイン
自然派オレンジワイン
複雑な果実味とほろ苦い味わい (無清澄、 無濾過、SO2無添加)

オレンジ ウルフ 2020
ヴィーノ・マグラ
辛口/オレンジワイン 11.0%
小カルパチア地方
ヴェルトリンスケ・ゼレネ52.5% リースリングヴラスキー25% トラミンチェルヴェニー18.5% デヴィン4%
5,500円 (税抜価格5,000円)
伝統的なシャンパーニュ方式で造られたスパークリングワイン
繊細な果実の香りとクリーミーな味わいが特徴

セクト ピノ・ノワール 2021
カルパツカ・ペルラ
辛口 13.0%
小カルパチア地方
ピノ ノワール
6,820円 (税抜価格6,200円)
爽やかな酸味と細やかな泡立ちのスパークリングワイン
食前酒としてはもちろん、魚介料理や軽めの前菜と相性◎

セクト シャルドネ 2021
カルパツカ・ペルラ
辛口/スパークリングワイン 12.5%
小カルパチア地方
シャルドネ
7,810円 (税抜価格7,100円)
甘味添加ゼロなのに美味しい!
ドライさとコクをあわせ持ち、葡萄のポテンシャルだけでほのかに感じる甘さ!

ゼロ ドサージュ NV
ヴィーノ・マティサク
辛口 12.5%
小カルパチア地方
ピノ・ブラン60% シャルドネ40%
9,900円 (税抜価格9,000円)
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