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【絶対知っておきたいワインの基礎知識】赤と白の違い

投稿日:2020年4月10日 更新日:

「ワインはなんとなくで飲んでいて、正直赤と白の色の違いくらいしかわからない。」という方はおられませんか?
赤と白の違いだけではなく、赤ワイン、白ワインそれぞれの中にも明確な違いが決められています。
そこで今回は、これからワインを勉強され始めた方に向けて、今更聞けないワインの赤と白の違いがわかる基礎知識をご紹介します。

□赤ワインは黒ブドウで作られている

「黒ブドウ」と呼ばれる皮が黒い品種のブドウで作られているのが赤ワインです。
果汁はもちろん、皮や種まで丸ごと使用するため、独特の渋みが生まれます。
この赤ワインには、渋みなどの味わいや香りの複雑さによってフルボディ・ライトボディ・ミディアムボディの3種類に分けられます。
以下では、それぞれの特徴について説明します。

*フルボディとは

色・味・香り、そのすべてが非常に濃厚なのが特徴です。
レストランやワインショップでオススメのワインを聞いた時に「軽めですか?重めですか?」と聞かれたことがあるかと思います。
その「重い」ワインに該当するのがフルボディです。
ズシッと濃厚な味わいであるため、お肉や濃厚なソースの料理にマッチします。

下記が当店で取り扱っているスロバキアワインのフルボディの一つです。

チェルヴェニー・クレヴナー

*ライトボディとは

渋みが少なくて、色も薄いという、フルボディとは対照的な特徴を持つのがライトボディの赤ワインです。
口当たりも良く、優しい味わいなので、赤ワインの中では初心者の方でもさらっと飲みやすいワインだと言われています。
チーズや生ハムなどと合わせるとより飲み進めていただきやすいかと思います。

*ミディアムボディとは

フルボディとライトボディの2つの中間にあたるものだと考えていただくとわかりやすいかもしれません。
渋みや酸味のバランスが絶妙で、フルボディとライトボディの中間くらいの色合いをしています。
それぞれの良さを合わせ持った万能な赤ワインです。

下記当店で取り扱っているスロバキアワインのミディアムボディの一つです。

ヤグネット アンドレー2013

普段あまりワインを飲まない方は、ライトボディから順番に慣れていただき、それぞれの赤ワインの特徴を感じていただくと、ワインをより楽しんでいただけるかと思います。

□白ワインは白ブドウで作られている

白ワインは薄い黄緑色をした皮が特徴の「白ブドウ」と呼ばれる品種から作られたワインのことです。
赤ワインとは違い、白ワインを作る時には皮や種は取り除かれているので、色は半透明になり、赤ワインのような渋みはほとんどありません。

その白ワインでは、辛口のものと甘口のものに2分することができ、以下ではそれぞれの特徴について説明します。

*辛口系とは

辛口系の白ワインはキリッとした味わいが特徴です。
キリッとした印象になる理由は、ブドウの実を発酵させることにあります。
ブドウの実を発酵させることで、ブドウが持つ糖分がアルコールに変化し、それにより糖度が下がってその分果物特有の酸味などが際立ちます。
甘さが抑えられている分、お魚や鶏肉などさっぱりとしたお料理にマッチします。

下記が当店で取り扱っているスロバキアワインの辛口白ワインの一つです。

ヤグネット ヴェルトリンスケ・ゼレネ

*甘口系とは

甘口系の白ワインは辛口系とは異なり、ブドウの発酵を途中でやめ、ブドウの糖分を残す作り方がされています。
それにより色味も濃くなり、甘みも残っておだやかな酸味とまろやかな味わいが特徴のワインになります。
飲みやすいので、食前酒に飲まれることもあります。

下記が当店で取り扱っているスロバキアワインの甘口白ワインの一つです。

デヴィーン

白ワインは比較的渋みも少なく、赤ワインよりも飲みやすいとおっしゃられる方もおられます。
ライトボディの赤ワインと同様にワインに飲み慣れる際には最適かもしれませんね。
甘さ、渋みにもワインそれぞれで特徴が変わりますので、ご自身のお気に入りの1本を見つけてみてください。

□シャンパンとスパークリングワインの違い

シャンパンとスパークリングワインを区別せずに同じものだと認識されている方もおられます。
明確な決まりがあるのでご紹介しますね。

スパークリングワインとは、発泡酒ワインを総じて指す言葉です。
ワインの産地や製法、使用しているブドウの品種などを基準に各国の法律でワインの名称のルールが定められています。
その中で「シャンパン」という名称が与えられるのはフランスの法律によって規定されたもののみを指します。

では、フランスの法律で「シャンパン」と呼ばれるためには、どのような基準があるのでしょうか?
まず、フランスではピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネというブドウの品種のみが認められています。

その中でもシャルドネを使用し、フランスのシャンパーニュ地方で作られていることが必要です。
そして、スパークリングワインの製法は3パターンあり、そのうちシャンパーニュ方式という長時間瓶内で熟成させる製法で作られていることも条件の一つです。

この他にも、使用するブドウの面積当たりの収穫高の制限など、細かな規定があるのですが、このような条件の全てを満たしたスパークリングワインだけが「シャンパーニュ(シャンパン)」と名乗れるのです。
「Champagne」と書かれたエチケットはシャンパン以外つけることができないので、その点を確認すればシャンパンかスパークリングワインか見極めることができます。

※スパークリングワインの醸造方法
1つ目の製法は、シャンパーニュ方式と呼ばれています。
これは、酵母と糖分を加え、その後長い時間をかけてゆっくりと瓶の中で発酵し、熟成させる製法です。
手間と時間がかかる製法ですが、この製法で作ることにより、泡が繊細になります。

2つ目の製法は、シャルマ方式と呼ばれるものです。
この製法は、密閉耐圧タンクを使用する方法です。

3つ目の製法は、二酸化炭素をワインに加えるという製法があります。
この製法は、比較的安価で購入できるスパークリングワインに使用されていることが多いです。

□まとめ

今回は、今更聞けない赤ワインと白ワインの違いに関する基礎知識について説明しました。
赤と白の違いは使用しているブドウの違い、シャンパンかスパークリングワインの違いは製造方法や厳格に決められた条件に当てはまるかどうかでした。
これらの違いを知っていただいた上でぜひ飲み比べてみてください。
よりワインを楽しんでいただけると嬉しいです。

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