ワインの赤と白ではブドウの使い方が違う
ワインには赤、白、ロゼ、スパークリングなどの種類があり、その人の好みや合わせる料理によって飲むものを選びます。また赤と白ではただ見た目が違うだけでなく、実際には原料としているブドウの使い方なども違っています。
赤の方は皮も一緒に絞っているのでそこに含まれているタンニンという成分が含まれている為に苦みを感じやすく、白の方は果汁だけを発酵させているので、苦みを感じにくいという特徴があります。
ワインのアルコール度数とカロリーは比例する?
赤ワインと白ワインのカロリーに関しては、どちらも大体同じ位で100mlあたり73kcal程度となっています。ワインのカロリーは、まずそこに含まれているアルコールの量に比例します。その為、低アルコール度数の物に比べると、高アルコール度数の物の方が少々カロリーは高くなる傾向があります。
ただしアルコールに関しては体に残りにくく、体内に取り入れると燃焼されてしまいます。アルコール度数が違っていても、結果的に体の中に残るエネルギー量にはさほど違いはありません。
ワインの糖度とカロリーの関係は?
もう一つ、ワインのカロリーを決める条件となっているのが糖度です。実際にワインは甘味を感じやすい物とそうではないものがあります。
例えば貴腐ワインと呼ばれるワインは、芳香な香りを持ち、通常の物に比べると甘味が強くなっています。
糖度が高くなるとその分、炭水化物が多く含まれているという事になり、炭水化物はカロリー値を押し上げます。そのため、甘いタイプのワインを選んだ場合は、その分カロリーが高くなります。
このことから、ワインのカロリーは赤、白、などの品種の差というよりも、糖度が左右していることになります。
でも、カロリーを気にすべきかというと、そうでもありません。ワインにはポリフェノールをはじめ様々な健康によいといわれる成分も含まれており、また料理との組み合わせや楽しいひと時を過ごすことが健康にあたえるよい影響も見逃せません。
確かに多少のカロリーの違いがありますが、飲みたいワインを楽しく飲むことがよいことなのではないでしょうか。