「白ワインの保存期間はどれくらいなのだろうか。」
このような疑問をお持ちの方は、多くいらっしゃると思います。この記事では、白ワインの保存期間やワインの正しい保存方法、ワインの飲み頃についてご紹介します。おいしくワインを飲むための保存方法が知りたいとお考えの方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
□白ワインの保存期間
ワインの具体的な賞味期限は設定されておらず、ラベルなどにも記載がないため、どのくらい保存できるのかわからない方も多くいらっしゃると思います。ワインは飲み頃の幅が広いため、種類によっては10年経ってからが飲み頃のワインもあります。飲み頃の幅が広いことはメリットでもありますが、具体的な保存期間の目安がわからないというデメリットもあります。そこで、ここでは、白ワインの保存期間を開栓前と後に分けてご紹介します。
*開栓前の保存期間
2年以内が目安になっている白ワインの特徴として、スーパーやコンビニなどの身近なお店で売られていることが挙げられます。しかし、同じワインでも値段が高くなるにつれて熟成タイプのワインが多くなる傾向があるため、長期間保存できるワインが多く、中には何十年もの間保存できるワインもあります。保存状態によっても保存期間は左右されますので、保存方法にも気を配ることをおすすめします。
*開栓後の保存期間
開栓後の場合、ワインによって変わりますが、コンビニやスーパーで購入できるようなお手頃価格のワインは5日程度を目安に飲むと、味の変化もなく美味しく飲むことができます。また、同じワインでも甘口であるか、辛口であるかによって保存期間が異なります。辛口のものは甘口のものと比べ、参加による味の変化を感じやすいため、3日から5日で飲みきることをおすすめします。また、ワインは酸化が原因で劣化が進んでしまうため、保存期間に関わらずできるだけ短い期間で飲みきることをおすすめします。
□ワインの正しい保存方法
ワインは、温度や湿度、光などに左右されやすい飲み物ですので、正しく保存しなければ、すぐに品質が落ちてしまいます。保存方法が適切でない場合、ワインの味が変化してしまい、最後までワインをおいしく楽しめなくなる可能性があります。ここでは、ワインの品質を劣化させないための保存方法を4つご紹介します。
1つ目は、冷蔵庫で保存することです。
開封後のワインは、冷蔵庫の野菜室に保存しておくことで、品質を保つことが可能です。ワインの保存に適した温度は約13度から15度であるため、冷蔵庫の保存では少し温度が低いですが、短期間の保存であれば問題ありません。
2つ目は、ワインを寝かせずに立てた状態で保存することです。
コルクを挿し直した状態で横に寝かせると、こぼれてしまう可能性があります。また、空気に触れる面積が大きくなるため、酸化しやすくなり劣化も進みます。そのため、開封後は必ず立てた状態でワインを保存することをおすすめします。
3つ目は、ワインストッパーなどを使用することです。
開封後のワインに蓋をする方法として、通常はコルクを反対むきに挿すことが多いですが、専用のワインストッパーもあります。コルクを反対に挿すより、しっかりと蓋ができますので、スパークリングワインのように炭酸が入っているワインには、必ずワインストッパーを使用することをおすすめします。
4つ目は、ワインセーバーを利用することです。
ワインセーバーとは、開封後に飲み残したワインボトルの中の空気を真空状態にすることで、酸化を防ぐアイテムです。中が真空状態になり、しっかりと蓋ができるのでワインがお好きな方に特におすすめです。
□ワインの飲み頃
ワインは種類によって、飲み頃が異なります。
何十年も寝かせてようやく飲み頃になるワインもありますが、実は身近なお店で買えるようなワインの飲み頃は、お店でワインを買ったタイミングです。また、身近に買えるようなワインでも2000円を超えるようなワインの場合は、時間が経ってから飲む方がよりワインをおいしく飲めます。そのような場合、具体的にどれくらいの期間熟成させるべきなのかは、ワインの種類別に異なるので、ここでは種類別にワインの飲み頃をご紹介します。
*種類別のワインの飲み頃
赤ワインの場合、約5年から10年熟成させると飲み頃です。ワインの値段によって変わりますが、高級であればあるほど長い間熟成させた方が、おいしくワインを楽しめることが多いです。また、白ワインの場合は、軽めの白ワインは1年から2年で飲み頃を迎えますが、コクのある白ワインは3年から5年熟成させると、ワインをよりおいしく楽しめます。
□まとめ
この記事では、白ワインの適正な保存期間や、ワインの保存方法に加え、ワインの正しい保存方法をご紹介しました。ワインは、非常に繊細な飲み物であるため、保存方法には注意が必要です。ワインの適切な保存期間や保存方法が知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。