皆さんはフランスワインの歴史についてご存知でしょうか。
歴史を知ることで、よりフランスワインを楽しめるかもしれません。
そこで、今回はワインの起源、フランスワインの歴史、そして広まるに至った経緯についてご紹介します。
□ワインの起源とは
ワインの起源についてご存知の方はいらっしゃいますか。
ほとんどの方はご存知ないかと思います。
そこで、ここではワインの起源についてご紹介します。
ワインの起源は世界史で習うメソポタミア文明だと言われています。
ワインと言えばフランスというイメージがあった方は多いでしょう。
フランスが起源ではないのは意外ですよね。
具体的にいうと、メソポタミア地方北部、現在のイラクにあたる地域にチグリス川という川が存在し、その川の周辺でシュメール人が古代文明を築いていました。
そして、そのシュメール人に伝わる「ギルガメッシュ物語」という伝説に「ワインを飲んだ」という記述がしてあり、これが人類がワインを飲んだ最も古い歴史的な資料とされています。
このように、ワインは遡るとメソポタミア文明まで遡り、かなり歴史の深い飲み物であることがわかります。
□フランスワインの始まりとは
では、どのようにしてフランスワインが作られ始めたのでしょうか。
そこで、以下でフランスワインがどのようにして作られ始めたのかについてご紹介します。
紀元前600年くらいにフランスでワインが作られ始めました。
フランスまでワインを伝えた人々はガリア人と言われる人々です。
ガリア人はギリシャからフランス地方に移動して定住し始めた人々です。
当時、現在のフランスのマルセイユ地方と呼ばれる地域にはその名称がまだ与えられていませんでした。
その代わりに、ギリシャにルーツをもつケルト系人種のガリア人が住んでいる土地ということで「ガリア・ナルボネンシス」という名称が与えられていました。
そしてその後2世紀から3世紀の間に、ブルゴーニュ、ボルドー、モーゼル、ロワール、シャンパーニュのような現在でもよく知られている産地でぶどうの栽培が開始されました。
上記で挙げた土地は、気候や土壌などの環境がぶどうを栽培するのに最適で、このこともフランスでのワインを作りを後押しした一つの要因となっています。
□フランスワインの歴史とは
*政治と宗教との関係
今までで、ワインの起源やフランスワインの始まりについてご理解頂けたと思います。
そこで、以下で次にフランスワインの歴史についてご紹介します。
フランスワインの歴史を学んで、よりフランスワインを楽しみましょう。
フランスワインの歴史で欠かせないのが政治や宗教の問題です。
フランスワインが世界的に注目されるようになったのは、ローマ軍によって行われたヨーロッパ侵攻がきっかけでした。
このヨーロッパ侵攻によって、ブルゴーニュ、ボルドー。シャンパーニュなどの、現在でもよく知られている産地でぶどう栽培が伝わり、ワイン醸造へと発展していったのです。
その後、ローマは次第に力をつけていき、巨大な帝国へと変貌しました。
そして、帝国の中で、盛んな経済活動が行われるようになり、王侯貴族たちがワイン作りで競い合い、より質の良いワインが製造されるようになりました。
また、ワインの歴史の語る上で欠かせないのが、キリスト教の影響です。
上記で挙げたような政治的な要因以外にも宗教の歴史も無視できません。
キリスト教が巨大になったローマ帝国の国教として、その地位を確立していく中で、ワインづくりもその影響を受けていました。
聖書の中でワインは「イエスの血」の象徴として登場し、神聖で企業なものとして扱われ、ミサのような儀式においても欠かすことのできない飲み物となりました。
*フランスワインが乗り越えた危機とは
フランスワインはその地位を確立していく中で、3つの困難を乗り越えてきました。
以下で詳しくご紹介します。
3つの困難とは「フランス革命」「三大病禍」「不景気」です。
まず、1789年に起こったフランス革命により誕生した共和国政府は教会が所有していたぶどう畑を取り上げ、細分化して農民へ配分しました。
そして、それが原因でワインの質や味が生産者によってばらつくようになりました。
次に、19世紀後半にはウドンコ病、フィロキセラ被害、ベト病と呼ばれる、3つの病禍が発生してしまいました。
さらに、その後第一次世界大戦による世界恐慌が襲いかかり、世界的に不景気になってフランスワインもその影響を受けました。
不景気によってワインの需要が減少してしまい、供給が過剰になりました。
それによって、質の悪いワインや偽物のワインが市場に出回るようになり、フランスワインの評価を下げることにつながりました。
そして、このような危機を乗り越えるために、「原産地統制名称法(AOC法)」という解決策をフランス政府が打ち出しました。
この法律はぶどう品種や栽培方法、醸造方法などの、その土地独自のものを残そうと作られた法的規制です。
この法律によって、フランスワインはその産地ごとの独自のスタイルが守られることになり、危機を乗り越えました。
【赤ワイン】
スロバキア最古のワイナリーが造り出す匠のワイン。
肉料理やウォッシュチーズなどに良く合います。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://mighty-wine.com/SHOP/PRR001.html
□まとめ
今回はワインの起源、フランスワインの始まり、歴史についてご紹介しました。
このようにフランスワインには長い歴史が存在します。
今回の記事でフランスワインへの理解を深め、よりワインを楽しめるようにしましょう。