お店のソムリエやバーテンダーが赤ワインを注ぐ姿は、なんとなく様になっていてかっこよく見えますよね。
それは、正しい注ぎ方を身に付けているからです。
基本的な注ぎ方は、決して難しいものではありません。
そのため、少し練習をすれば、誰でも簡単に様になる注ぎ方ができるようになります。
そこで今回は、誰でも身に付けられるワインの注ぎ方について解説します。
□適切なボトルの持ち方とは
ソムリエやバーテンダーと言えば、ボトルを片手で持ってワインを注いでいるシーンを思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、開けたばかりのワインは重さが1.5キログラム程あるので、初めはかなり重く感じるでしょう。
必ずしも片手で持つ必要はなく、両手で持ったとしてもマナー違反にはなりません。
それよりも、ボトル自体を落としたり、中身をこぼしたりしないことの方が重要です。
ワインを注ぐときには、正しい持ち方を身に着ける必要があります。
両手で注ぐときは、片手で底の部分を持ち、反対の手でボトルの腹の部分を下から支えるように持ちましょう。
片手で注ぐときは、ボトルの底のくぼみに利き手の親指を入れ、その他の指で下から支えましょう。
片手でボトルの底のふちの部分を全体的につかむ方法もあります。
どの方法であっても、何度か練習をしてみて自分に合った方法を見つけましょう。
また、ラベルを上に向けて注ぐこともマナーのひとつです。
そうすることで、ゲストに対して銘柄が示せるので、喜ばれるサービスができるでしょう。
さらに、雫(しずく)が垂れたときにラベルを汚してしまうことを防ぐという意味もあります。
□注ぐ赤ワインの量について
赤ワインを注ぐときは、どのくらいの量を注ぐのかにも注意する必要があります。
具体的に見ていきましょう。
*注ぐ量の基準について
赤ワインを注ぐ量は、グラスの3分の1程度が目安です。
もしくは、ツーフィンガー(液面の高さが指2本分になるようにする)を基準にすると良いでしょう。
どちらの基準を使うにせよ、大切なのは注ぎ過ぎないことです。
グラスいっぱいに注ぐことは、ゲストがワインを味わう面でも、マナーの面でも良くありません。
*なぜ注ぎ過ぎると良くないのか
ワインの味わいを決める要素として、香りはもっとも重要なものの1つです。
少なめのワインを注ぐことで、ゲストが香りを最大限に楽しめます。
ワインを飲むときに、グラスを回しているのを見たことがある方は多いでしょう。
実は、グラスを回すことにより、ワインに空気を触れさせて、香りを引き出すことができるのです。
また、グラスの余白部分で香りが集められて、鼻を近づけたときにより強く香りが感じられる効果もあります。
しかし、量が少なすぎると、すぐに温度が変わりやすくなってしまいます。
温度の変化は、味や香りにも影響があるので、適切な量を注ぐことを意識しましょう。
□注ぐときの注意点について
ワインを注ぐときは、持ち方や注ぐ量以外にも注意点があります。
次のような注意点を覚えておくと良いでしょう。
* ゆっくり注ぐこと
ワインの底には、オリと呼ばれる不純物でできた沈殿物が堆積している場合があります。
勢いよく注ぎ過ぎると、このオリがグラスに入ってしまったり、中身が泡立ってしまったりして、繊細な味わいが失われてしまう恐れがあります。
また、液面が跳ねて飛び散ったり、テーブルにこぼしてしまったりしやすくなります。
ワインを注ぐときは、なるべく液面が揺れないようにすること、音がたたないようにすることを意識しましょう。
* グラスはテーブルに置くこと
これは、注いでもらうゲストも注意すべきことですね。
グラスを持ち上げると、高さが安定せずこぼしてしまう可能性が高くなります。
また、グラスとボトルの口が接触しやすくなってしまいます。
グラスとボトルの口が接触すると、音がなるのでマナーの面で良くありません。
さらに、ボトルの口を伝って雫(しずく)がグラスに付きやすくなります。
とはいっても、接触を避けるために、あまりに高い場所からワインを注ぐのも良くありません。
グラスから1~3センチメートル程離れて注ぐことを意識しましょう。
また、テーブルに大小2つのグラスが用意されている場合は、大きい方のグラスに赤ワインを、小さい方のグラスに白ワインを注ぐことも覚えておくと良いでしょう。
* 最後はボトルをひねること
ボトルの中身を注ぎ切るときは少しひねってみましょう。
こうすることで、ボトルから液体が垂れることが防げます。
しかし、大げさに行うと不自然なので、軽くひねる程度にしましょう。
これをマスターすれば、ワインを注ぐ姿がソムリエのような本格的なものに見えるのでおすすめです。
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□まとめ
今回は、赤ワインの注ぎ方について解説しました。
この記事で紹介した方法は、誰でも身に着けられる簡単なものです。
これらを身に着けるだけでも、すぐに様になる注ぎ方ができます。
ぜひ一度練習してみて、心のこもったおもてなしや接客をしましょう。