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ワインとお肉のマリアージュを深める秘訣をご紹介!

投稿日:2023年8月11日 更新日:

お肉料理を食べる時には美味しいワインと合わせてマリアージュを深めたいものです。
しかし、お肉料理にどのようなワインを選べばいいか分からなくなってしまいます。
ワインとお肉のマリアージュにはその料理の味や素材を見極めることが大切です。
そこで今回はマリアージュやお肉とワインの相性の良い合わせ方についてご紹介します。

□マリアージュとその起源とは?

ワインと何かを合わせるときによくマリーアージュという言葉が使われます。
マリアージュとは、ワインと食材や料理を合わせた時に味わいが深まったり、より美味しく感じられたりする時に表現される言葉です。

そんなマリアージュの起源は中世のヨーロッパで長い歴史があります。
そもそもワインが作られ始めたのは2000年以上前からです。
実はその当時、ワインは水よりも安全性が高く保存に優れていたので、水の代わりに飲まれていました。

また、ヨーロッパで作られたワインは現代のように交通網が発達していなかったので、どこでもさまざまな地域のワインを飲めるわけではありませんでした。
つまり、その土地のぶどうで作られたワインはその地で消費されていたので、その土地の料理に合わせる必要がありました。
このワインと料理の相性を合わせようとする試みのなかでマリアージュは生まれたのです。

例えば、ボルドーのポイヤック村は羊が有名で、ポイヤックの赤ワインは子羊によく合うように作られています。
さらに、トリュフで有名なイタリアのアラバで作られるバローロはトリュフのマリアージュが抜群です。

□お肉とワインのマリアージュ

お肉とワインのマリアージュをどのように引き立てるかはお肉の種類やお肉の味付けによって変わります。
それぞれのマリアージュの引き立て方をご紹介します。

*肉の種類で選ぶ

・牛肉

牛肉とワインのマリアージュには味わいの深いフルボディの赤ワインがおすすめです。
他のお肉よりもジューシーで脂肪分の多い牛肉は味が濃いので、それに合わせるワインも味わいが深いものが合います。
特に樽でじっくり熟成したワインであれば、牛肉の味わいがより際立つでしょう。
ネッピーロ、テンプラニーニョ、マルベックなどが牛肉と相性の良い赤ワインです。

・鶏肉

鶏肉は淡白で脂肪分少なく、さっぱりしたお肉ですので、スッキリした風味の白ワインや軽めの赤ワインと合わせます。
白ワインであればミュスカデやシャルドネなどの果実風味の効いた爽やかな味わいのワインがマリアージュします。

また、赤ワインであれば、ライトボディからミディアムボディのすっきりしたピノ・ノワールやガメイなどの赤ワインが鶏肉の微かな脂肪にフィットします。

・豚肉

豚肉の身は牛肉よりは淡白ですが脂肪分とミネラルがありジューシーな味わいなので、コクが強めの白ワインやミディアムボディの赤ワインとマリアージュさせると良いでしょう。
また、豚肉はミネラルのあるワインとも相性は抜群です。

*味付けで選ぶ

・さっぱり系の味

レモンや柚子胡椒などのさっぱり味付けのお肉には、軽めの白ワインがよく合います。
柑橘系のソーヴィニョンブランやミュスカデなど白ワインを合わせましょう。
一方、梅肉や醤油で味付けされたお肉であれば、ベリー系の赤ワインがマリアージュします。

・濃い目の味

濃い目のこってり系のお肉には深い味わいのワインがマッチします。
脂身の多いサーロインステーキ、長時間煮込まれたお肉料理には、タンニンが豊富な黒ベリー果実の赤ワインがおすすめです。
クリーム系の味わいの深いお肉料理には、コクが深めの白ワインであるシャルドネをチョイスしてみてください。

・スパイシー系の味

バツメグ、胡椒のようなスパイスの効いたお肉にはスパイシーな香りのワインと組み合わせましょう。
スパイス系には赤ワインと合わせるのが王道で、シラーというブドウの品種が代表格です。
また、白ワインだとゲヴェルツトラミネールがスパイシーな香りをすることで知られています。

□ワインのマリアージュを引き立てる方法

*ペアリングを意識する

ワインと料理をうまくペアリングさせることで、マリアージュは深まります。
市販のワインや高級なワインを家庭的な料理や奮発した高級な料理にペアリングすることで千差万別に楽しめます。

*肉料理には定番の赤ワイン

ほとんどの人がイメージするようにお肉料理には赤ワインがマッチします。
お肉の味付けとワインの風合いが近いもの同士をペアリングさせると相性が抜群です。
もし料理かワインのどちらか一方の味わいが強いと、もう一方の味わいを感じづらくなってしまいます。

*赤ワイン以外の組み合わせ方

お肉料理には赤ワインのイメージが強いですがもちろん白ワインやロゼワインと相性が良いお肉料理だってあります。
ワインの色の濃さを料理の色に合わせるとマリアージュしやすい傾向があります。

さらにエスニック料理や中華料理などワインに合わせづらいと思われがちな料理には、ロゼワインやスパークリングワインを合わせてみるとコラボレーションした素敵な味わいを醸し出します。

□まとめ

お肉料理とワインとのマリアージュを最大に引き立てるためにはワインや食材や味付けに寄り添いながらペアリングしていく必要があります。
お肉料理に赤ワインは確かにお肉との相性が良いですが、素材を見極めて本当に合うワインを選んでみてください。

この記事を参考にお肉料理とワインのベストな組み合わせを発見できると良いですね。

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