キャンプとワインという、一見、関連性が薄そうに思えるこの二つの組み合わせが、実は驚くほどの相性を持っていることをご存知でしょうか。
キャンプの自然な雰囲気とワインのリッチな風味が絶妙にマッチし、非日常の贅沢な時間を演出します。
今回は、キャンプ好きであり、ワインも愛するあなたに、キャンプでのワインの楽しみ方をご紹介します。
□キャンプにワインがおすすめな理由
1.カジュアルなアウトドアがリッチなものに変わる
キャンプは自然の中でのシンプルな楽しみ。
しかし、そのシンプルさにワインを加えることで、一気にリッチな雰囲気に変わります。
最近のキャンプブームでは、おしゃれでリッチなキャンプを楽しむ方が増えてきています。
ワインを取り入れることで、キャンプの雰囲気が一段と豊かになりますよ。
2.食事とのマッチング
キャンプの食事とワインのペアリングは、非常に楽しいものです。
秋の味覚、例えば秋刀魚やきのこ料理には、赤ワインやシャンパーニュ、白ワインが非常によく合います。
キャンプの度に異なる食材を楽しむことができるので、その都度ワインも変えられるという点はワイン好きの方にとっても嬉しいポイントですよね。
3.保存の手軽さ
キャンプでの食材や飲み物の保存は、常に多くの方が抱える課題ではないでしょうか。
しかし、赤ワインは常温保存が可能であり、キャンプに持って行く際のストレスが少ないのが特徴なので、キャンプに適しているのです。
4.夏のキャンプにピッタリのワイン
夏のキャンプには、スパークリングワインや冷えた白ワインが最適です。
暑い夏の日に冷えたワインを楽しむことで、さらにキャンプの楽しさが増します。
5.トイレの回数が減る
キャンプではトイレの問題が常につきまとうもの。
しかし、ワインはビールなどと比べて飲むスピードが遅く、トイレの回数も他のお酒を飲んだ時と比べると減らせるでしょう。
□ワインと相性の良いキャンプ料理をご紹介!
1.BBQとランブルスコ
キャンプの醍醐味とも言えるBBQ。
焼きたての肉の香ばしさ、炭の煙の香り、そしてアウトドアの開放感。
そんなBBQをさらに豊かにするのがワイン、特にランブルスコです。
ランブルスコは、北イタリアのエミリア・ロマーニャ州で造られる微発泡性の赤ワインで、その歴史は古く、ローマ時代からの伝統があります。
フルーティな味わいと、アルコール度数の比較的低さが特徴で、BBQの肉料理や野菜との相性が抜群です。
特に、ビーフやポークの脂身が多い部位との組み合わせは、ランブルスコの酸味と相まって、口の中で絶妙なハーモニーを奏でます。
2.トマト缶で水なしカレー
キャンプでの料理といえば、手軽さが求められます。
その中でも、トマト缶を使用した水なしカレーは、多くのキャンパーから愛されています。
この料理の魅力は、トマトの酸味とスパイスの風味が絶妙に組み合わさること。
そして、その酸味がワインの酸味とマッチし、非常に美味しく楽しめます。
特に、中濃口の赤ワインや、フルーティな白ワインがおすすめです。
カレーのスパイスとワインの風味が互いに引き立て合い、キャンプの食事を一層楽しめます。
3.ホットサンドとロゼワイン
キャンプの朝食やランチには、ホットサンドが定番。
シンプルながらも焼きたてのパンの香ばしさと具材の組み合わせは、アウトドアの空気の中で特別に美味しく感じられます。
そして、そのホットサンドに合わせるワインとして、ロゼワインが最適です。
ロゼワインは、赤ワインと白ワインの中間のような風味を持ち、ホットサンドのさまざまな具材との相性が良いのが特徴です。
特に、ハムやチーズ、野菜を挟んだホットサンドとの組み合わせは、ロゼワインのフレッシュな酸味と相まって、絶品の味わいを楽しむことができます。
□キャンプでワインをおいしく飲むコツ
キャンプの楽しみの一つが、美味しいワインをアウトドアの空気の中で楽しむこと。
しかし、キャンプでワインを楽しむ際には、特に温度管理に気をつけなければなりません。
以下では、キャンプでワインを美味しく楽しむための保存方法をご紹介します。
*ワインの保存について
キャンプにおけるワインの天敵は、日光、焚火の熱、そして気温の変動です。
これらの要因からワインボトルを遠ざけることが、美味しくワインを楽しむための第一歩となります。
日光はワインの色や香りを変えてしまう可能性があるため、直射日光を避ける場所に保存することが重要です。
また、焚火の近くにワインを置いてしまうと、ワインが温かくなってしまうので注意しましょう。
気温の変動もワインの品質に影響を与えるため、安定した温度を保つ場所での保存がおすすめです。
*ワインの冷やし方の工夫
キャンプ場でワインが温かくなってしまった場合、手元にあるもので冷やす方法がいくつか考えられます。
コンビニや近くの商店で氷を購入して、クーラーボックスに入れて冷やす方法はもちろんのこと、以下のように自然の恵みを利用する方法もあります。
例えば、キャンプ場近くの川や湖がある場合、その冷たい水にワインボトルを浸けて冷やす方法が効果的です。
また、湿ったタオルをワインボトルに巻き付けて、風のある場所に置くことで、蒸発の冷却作用を利用してワインを冷やせます。
□まとめ
キャンプとワイン、この組み合わせで新しいアウトドアの楽しみ方を発見できることをご紹介しました。
ワインに合う料理を取り入れることで、キャンプがさらに特別なものに変わります。
次回のキャンプでは、ワインを持参して、新しい楽しみ方を試してみてください。