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シャンパンとスパークリングワインの違いや製法についてご紹介します!

投稿日:2023年4月14日 更新日:

シャンパンやスパークリングワインはパーティーやお祝いの場でよく目にします。どちらも発泡性のワインですが、どこに違いがあるのかご存知でしょうか。今回はシャンパンとスパークリングワインの違いをご紹介します。また、両者の製法もお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。

□シャンパンとスパークリングワインの違いとは?

*スパークリングワインとは

スパークリングワインとは、発泡性ワインを指しています。炭酸ガスが3気圧以上のワインのことであり、1気圧から2.5気圧のものはセミスパークリングワインと呼びます。スパークリングワインは泡が小さいほど高品質なワインだとされています。また、白ワインが基本ですがロゼや赤のスパークリングワインも存在します。

*シャンパンについて

実は、シャンパンはスパークリングワインの一種です。シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で製造され、フランスのワインの法律であるAOC法の条件を全て満たしたものだけをシャンパンと呼ぶのです。AOC法の条件には、ぶどうの品種や製造方法、アルコール度数などがあります。そのため、シャンパーニュ地方で製造されたワインであったとしても、全ての条件を満たしていなければシャンパンとは呼べないのです。

□シャンパンとスパークリングワインの製法をご紹介!

*シャンパーニュ方式

シャンパーニュ方式は文字通り、シャンパンを製造する際の製法です。まずは普通のワインを醸造し、それを瓶詰めしてから糖分と酵母を加えて発酵、熟成させます。その後、数ヶ月瓶を逆さにして澱(おり)を除去する作業を行います。長い時間をかけて細かい泡を発生させる炭酸ガスを生成することで、香りや味わいもより良いものとなっていくのです。

また、普通のワインをスパーリングワインにするために2回発酵させる工程を踏むため、15ヶ月以上の期間がかかります。手間暇が必要な作業ですが、より上品で泡がきめ細かいシャンパンを製造できます。

*シャルマ方式

大きいタンクの中でぶどうを発酵させる方式をシャルマ方式と呼びます。タンクは密閉されているため、発酵が進むことで炭酸ガスが発生します。熟成後はガスが抜けないように瓶詰めしてから出荷します。

シャンパーニュ方式よりも時間やコストがかからないため、短期間で大量生産が可能な点がメリットと言えるでしょう。また、発酵・熟成期間も短いため、渋みや苦味が少なくすっきりと飲みやすいワインができあがります。ドイツのゼクト、イタリアのスプマンテなどで採用されています。

*トランスファー方式

トランスファー方式はシャンパーニュ方式の簡易版と言えます。普通のワインに公募と糖分を加えて発酵させる、という段階まではシャンパーニュ方式と同じですが、発酵が進めばタンクに移してろ過します。

いくつかの工程が省略されているため発酵・熟成期間が短いことが特徴です。すっきりとしており、口当たりの良いワインができあがります。コストもあまりかかりませんが、泡の細かさは他の製法に少し劣ります。

□シャンパンに使えるぶどう品種について

シャンパンに使えるぶどうの品種は7品種ありますが、以下では代表的なシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエについてご紹介します。

*1.シャルドネ

シャルドネは世界で最も有名な白ワインと言っても良いでしょう。フランスのブルゴーニュ地方、シャルドネ村になぞらえてその名前が付けられたとされています。シャルドネは世界各地で栽培されていますが、シャンパンに使えるシャルドネはシャンパーニュ地方で収穫されたものだけです。柑橘系に近い味と気品高い香りが特徴で、白ワインの女王と呼ばれることもあります。

*2.ピノ・ノワール

皮が紫色であり、黒ぶどうの一種です。フランス語でピノは「松」、ノワールは「黒い」という意味があります。見た目が黒い松ぼっくりに似ていることからその名が付けられました。

赤ワインやロゼの原料としても人気で、世界中で栽培されています。ピノ・ノワールは赤ワインの女王とも呼ばれるほど有名です。また、皮と種を取り除けば白ワインやスパークリングワインの材料にもなります。いちごやラズベリーに近い香りと適度な酸味、なめらかさが感じられるでしょう。

*3.ピノ・ムニエ

ピノ・ムニエはピノ・ノワールが突然変異してできたものとされています。フランス語でムニエは「粉屋」という意味があります。葉の裏側が白く、粉を吹いたように見えるためこのように呼ばれています。

ピノ・ノワールよりも色が明るく、酸味が強いことが特徴です。ベリーのフレッシュ感に加えて、カカオのような複雑な味と香りを楽しめるでしょう。

□まとめ

今回はシャンパンとスパークリングワインの違いをご紹介しました。スパークリングワインとは、発泡性ワインを指しています。また、シャンパンはスパークリングワインの一種ですが、シャンパーニュ地方で製造され、フランスのワインの法律を全て満たしたものを指します。ご自宅やレストランでも、シャンパンとスパークリングワインの違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。ワインに関してわからないことがあれば、ぜひ当社までお問い合わせください。

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