フランコフカ・モドラ

2017/02/21

【Frankovka Modra/フランコフカ・モドラ】

シノニム(別名):ブラウフレンキッシュ

起源:オーストリア(中欧固有種)

オーストリア・ハプスブルグ帝国の女帝、マリア・テレジアが、スロバキア・ラチャ産のフランコフカモドラの赤ワインをとても好んで飲んでいたという史実も残る、スロバキアの至宝でもある代表的な赤ワイン品種です。現在でもラチャではマリア・テレジア杯と称するフランコフカ・モドラのワインコンテストが、毎年開催されています。

現地では古くから、ガンや心臓発作を抑制する効果があるという理由からも、広く親しまれています。

”モドラ”はスロバキア語で”青色”を意味します。果皮は青みが強く、ワインは紫の色素を多く含む明るいルビー色です。

バラやスミレを思わせる華やかな香りと、ブルーベリーやラズベリーなどのフレッシュな果実香、プラムやブラックチェリーなどの熟した果実と、非常に香り豊か。シナモンの風味も特徴的で、チョコレートのような甘くほろ苦い風味が人々を魅了し続けています。