スロバキアワインのご紹介

chapter.1

スロバキアワインの概要


スロバキアについて


スロバキアは中欧にある小さい国ですが、豊かな2000年間以上のブドウ栽培・上質なワイン生産の習慣があります。
ブドウ畑は6つのワイン生産地に分かれており、西スロバキアのカルパティア平地から東スロバキアの都会地方まで広がります。
毎年違う気象条件のおかげで、全てのビンテージワインは特別で掛け替えのないものです。

正式名称 スロバキア共和国
首都 ブラチスラヴァ (Bratislava)
位置 中央ヨーロッパの属し、北西にチェコ、北にポーランド、東にウクライナ 、南にハンガリー、南西にオーストラリアと隣接する。(*1993年に チェコと分離独立し、現在に至る。)
人口 540万人 (日本の人口の大体24分の1)
面積 49,036km² (北海道の5分の3)
言語 スロバキア語
通貨 ユーロ(2009年~)*2004年 EU 加盟
気候 大陸性気候、四季:春、夏、秋、冬 (気温が地域により多く変化するが、 夏の最高気温は35度で、冬の最低気温は-25度である)
名所 世界遺産として登録されたところが6箇所あり、その中にはスタジオジ ブリのアニメ『天空の城 ラピュタ』のモデルになった、現在廃墟となっ ているスピッシュ城、そして古い木造の家が保存されている ヴルコリネ ツという村がもっとも知られている。その上、スロバキア全国に数多く 綺麗なお城がある。大変お勧めです!
名物 美味しいワインやチーズ、蜂蜜、陶芸、木製品、トウモロコシの人形、 刺繍など。

スロバキアワインの概要とデータ


  • ぶどう栽培面積・・・・・21,000ha、うち作付面積は17,000ha(年度不明)
  • 年間ワイン生産量・・・・324,000hl(2009年)
  • 北緯47度~50度、東経16度~23度
  • 白ブドウ品種26種、黒ブドウ品種10種(2007年)*白70:赤30
  • 6つの産地に地理的表示(名称不明、おそらく「SKC」)
  • オーストリーのシステムと似たワイン法

ワイン法とラベル表記について


・オーストリーやドイツのシステムと似ており、高級ワインは8つの格付けに分類される。

① Kabinetne カビネット(良質)19°NM
② Neskory zber ニュスコリー ズベル(遅摘)21°NM
③ Vyber z hronza ビーベル ズ フロズナ(房選り)23°NM
④ Bobulovy vyber ボブロビー ビーベル(粒選り)26°NM
⑤ Hrozienkovy vyber フロジエンコビー ビーベル(さらに良質な粒選り)28°NM
⑥ Cibebovy vyber ツィボベリー ビーベル(貴腐ぶどうの粒選り)28°NM
⑦ Ladove vino リャドベー ビーノ(アイスワイン)27°NM
⑧ Slamove vino スラモベー ビーノ(収穫後3か月以上乾燥)27°NM
(1°NM = 100LのMout あたり 1kgの糖分)

・高級ワインクラスには下記の情報が記載されている。

ブドウ品種、ヴィンテージ、甘辛度及び色、
ブドウの生産地域、 メーカーの所在地、容量
アルコール度数、ロット番号、 亜硫酸の添加の有無、
国の承認番号

主要品種


Cabernet Sauvignon カベルネ・ソーヴィニヨン
Rulandske modre ルランスケー・モドレ(=Pinot noir)
Alibernet アリバーネット(ウクライナの品種)
Frankovka modra フランコフカ・モドラ(=Blaufrankisch)
Veltlinske zelene ヴェルトリンスケ・ゼレネ(=Gruner Veltliner)
Devin デヴィーン(Gewurztraminer×Veltlinske cerveno-biele)
Muller Thurgau ムーラー・ツルゴウ
Rizling rynske リースリング・リンスキー(=Riesling)
Chardonnay シャルドネ
Sauvignon ソーヴィニヨン(=Sauvignon blanc)
Tramin cerveny トラミーン・チェルヴェニー(=Gewurztraminer)
Furmint フルミント(トカイの品種)
Lipovina リポビナ(=Harslevelu、トカイの品種)

スロバキアの世界三大貴腐ワイン -トカイワイン-


・2010年、EUの採択によりスロバキアトカイ地方の貴腐ワインも“Tokaj”と名乗れるようになる。
・基本的な規定はハンガリーと同じ。 
・貴腐ぶどう==výber、単位(かご)==putňový、樽の大きさ136l
・ボトルサイズは500mlのみ
・種類
Tokajská výberová esencia (残糖180g/1以上)
Tokajský výber 6 putňový  (残糖150g/1以上) 
Tokajský výber 5 putňový   (残糖120g/1以上)
Tokajský výber 4 putňový   (残糖90g/1以上)
Tokajský výber 3 putňový   (残糖60g/1以上)
Tokajské samorodné   ※「自然のまま」という意味で、貴腐ぶどうを選別しない
辛口=suché 甘口=sladké

主要産地

chapter.2

ワイナリー紹介


-カルパツスカーペルラ/Karpatska Perla-

カルパツカー・ペルラはカルパチア山脈の最も西側に位置し、スロバキアの首都ブラティスラバから北に伸びている小カルパチア山脈の東側麓に位置するワイン街道沿いに、約 40ha のぶどう畑を所有しています。
社名であるカルパツカー・ペルラは、スロバキア語で「カルパチアの真珠」と言う意味 で、ぶどうに対する大切さや思い、誇りを表現しています。
この地は 3000 年以上の歴史のある畑があり、1991 年に建てられた新しいワイナリーで、モダンな技術と発想を融合させたワインを生産し ており、スロバキア国内のみならず国外でも人気のワイナリーとなっています。

-ムルヴァ&スタンコ/Mrva&Stanko-

ムルヴァ&スタンコワイナリーは1997年に二人の友人によりスタートしました。ムルヴァはワイン生産、スタンコは広告・宣伝を担当。現在スロバキアでは最高品質のワインを生産するワイナリーとして知れわたっており、確固たる地位を確立しています。
品質には特にこだわり、ロゴの「ぶどうの葉」は最高級ワインのみを生産するというムルヴァ&スタンコの象 徴・決意を表しています。
スロバキア国内ではワイン販売開始後すぐに売り切れ状態になるほどの人気ですが、 自身での品質管理の行き届く範囲の 400,000 ボトル以上のワインの生産を行わないことにしています。 近年ヨーロッパのワインコンペティションで数々の賞を受賞しています。

-マチックワイナリー/Tokaj Macik Winery-

マツィク・ワイナリーはトカイワイン醸造のための最高の条件がそろったスロバキアトカイ地方にあるワイナリーで、伝統的なトカイワインを生産するワイナリーです。トカイ地方と言えばハンガリーが有名ですが、その一部はスロバキアにも属しており、2010 年より正式に「Tokaj」を名乗ることを認められました。 その伝統的な生産方法を象徴するのが、マツィク・ワイナリーの所有する洞窟のような酒蔵となっており、17 世紀のオスマントルコの侵略からワインを隠す目的で築かれたと言われています。酒蔵の湿度は常に80~95%に保たれており、樽詰めされた熟成ワインは、年に容積の2%が蒸発し、洞窟のような酒蔵全体にワイン蒸気が充満し、さらに芳醇さが増すとされています。その品質の高さから 2009 年度のベストワイナリー賞を受賞しています。

-ラドシナワイナリ/Pivnica Radosina-

ラドシナワイナリーの歴史は古くは中世ヨーロッパ時代にさかのぼり、キリスト教僧院の指導のもと、ぶどうの生産・醸造を始めたのが始まりです。 このワイナリーの頂点に立つ「ラドシンスキー・クレヴナー」も1532年頃に修道士たちによりフランスからスロバキアにもたらされたピノ・グリが起源です。 ラドシンスキー・クレヴナーの名声は女帝マリア・テレジアの時代にさかのぼり、その時代より多くの貴族たちに愛飲されてきました。また、1950年初頭にイギリス大使が司教館に迎えられた際に振舞われ、大絶賛を得た後、1953年のクイーン・エリザベス 2 世の結婚式のために 600 リットルが英国王宮へ発送されるなど、いくつもの逸話をも つワインです。 そして、2011 年4月に行われたウィリアム王子の結婚式のお祝いにも献上されました。

-シャトー・トポロチアンキー/Chateau Topolcianky-

スロバキア最大手のワイナリーで、1933年に設立。 毎年600万本を越えるワインを生産し、スロバキア国内の主要なワインメーカーとして また中央ヨーロッパにおいて最高のワインブランドの地位を築きあげました。

-ヴィーニョ・ニトラ/Vino Nitra-

スロバキア最大手のワイナリーで、1933年に設立。 毎年600万本を越えるワインを生産し、スロバキア国内の主要なワインメーカーとして また中央ヨーロッパにおいて最高のワインブランドの地位を築きあげました。

chapter.3

スロバキアの紹介


スロバキアのご紹介


チェコとの連邦国家チェコスロバキアから1993年に独立し、現在中央ヨーロッパの共和制国家であるスロバキア。国土は北海道の5分の3程度で、ほとんどが山岳地帯からなり、気候の変化が大きく周辺国では「リゾート地」として人気がある。首都はブラチスラバで、10~20世紀までハンガリー王国の一部で16~19世紀には、ハンガリーの首都であった。
スロバキア国内には、世界遺産が4件、さらにハンガリーにまたがって1件とウクライナにまたがって1件の自然遺産が存在する。そのうちの「スピシュスキー城」は東部スロバキアの郊外にある城で、現在は廃墟となっているが、中央ヨーロッパの中では非常に大きな城の一つだ。現在は廃墟となっているがその神々しい姿に魅了された観光客が後を絶たない。
日本では宮崎駿監督のアニメ映画「天空の城ラピュタ」のモデルになったことでも有名。
タトラ山脈は日本でいうところの富士山で、スロバキア国民に非常に愛されており国歌にも登場する。
雄大な自然と、古きヨーロッパを思わせる街並みに、スロバキアは観光客のリピーターが多い。